フリーランスオンライン日本語教師のEmiです。
今回は、2024年(令和6年)に第1回が実施される、「日本語教員試験」について、最新の情報を分かりやすくお話したいと思います。どんな試験なのか知りたい人、受験するか迷っている人のお役に立てる情報です!
日本語教員試験【2024年】は11月17日(日)
文化庁より、上記の通り第1回試験の日程が発表されています。
日本語教員試験とは
これまで日本語教育に関わる資格試験では、民間資格である「日本語教育能力検定試験」という試験が最も一般的でした。
「日本語教育能力検定試験」は昭和62年から実施されていて、令和6年度で38回目を迎える試験です。
歴史のある試験ですね。
2024年に始まる新試験
「日本語教育能力検定試験」は2024年(令和6年)も継続して実施されることが発表されています。
では、2024年(令和6年)から実施が始まる「日本語教員試験」とは、どんな試験なのでしょうか。
国家資格に関わる試験で、民間ではなく、国が実施する試験ですね。
国家資格「登録日本語教員」のための試験
(これまで)日本語教師とは…
- 民間試験「日本語教育能力検定試験」合格
- 日本語教師養成講座の修了
- 大学等での教育課程修了
などを以って日本語教師とされてきました。
それとは異なる国家資格として、2024年4月から「登録日本語教員」という資格制度が開始されました。
この制度の中で取り扱われる試験が「日本語教員試験」です。
- 2024年(令和6年)に初めて実施
- 国が実施
- 国家資格に関わる試験
※引き続き、2024年度の「日本語教育能力検定試験」(民間資格)の実施は決定しています。今後も国家資格にこだわらず日本語教師として活躍したい場合に有効とされるものです。
国家資格はなぜ必要?
引き続き、民間資格「日本語養育能力検定試験」や養成講座の修了等でも、日本語教師になれるのでしょうか?国家資格を目指さないとダメですか?
国家資格取得は必須ではありません。ただし、どんなところで日本語を教えたいかで判断しなければなりません。
国内の日本語学校で教える場合に必要
今後、国内の日本語学校等で日本語を教えたい場合は、国家資格の保持が必須となります。
そのため、これまで日本語教師の資格とされてきた以下の条件、
- 民間試験「日本語教育能力検定試験」合格
- 日本語教師養成講座の修了
- 大学等での教育課程修了
これらでは、国内の日本語学校等で教えることができないということになります。
日本国内の日本語学校等で教えたい人は、国家資格「登録日本語教員」を取得しなければならないんですね。
補足)試験以外にも実践研修(実習)必須
①試験に合格したら、②実践研修(実習)を受講します。実践研修(実習)は、文部科学大臣の登録を受けた登録実践研修機関において行うことになります。登録実践研修機関については、令和6年秋以降にどの機関が該当となるのか分かってくるようです。日本語教育機関認定法ポータルで確認できます。
日本語教員試験の今後
文化庁より、上記の通り第1回試験の日程が発表されています。
今後の試験実施について
また、同じく文化庁より、「令和6年度以降の日本語教員試験の実施について」の中で、今後の試験の実施について以下のように発表されています。
- 第1回試験は紙ベースの試験を実施
- 今後CBT化を検討
- 第1回試験は国が実施
- 第2回以降は適切な法人を、指定試験機関とする準備を進める
今後はCBT化されれば、受験機会も増え、受験者も年々増加してくるかもしれませんね。
また第2回以降(2025年以降)に指定試験期間が国が指定して、外部に試験実施が委ねられるという点については、最も有力視されるのが、現在「日本語教育能力検定試験」を実施している「公益財団法人 日本国際教育支援協会」です。
そうした動きから、今後の日本語教師における2つの試験「日本語教員試験(新試験」と「日本語教育能力検定試験」の位置づけがどのように変化していくのか、注目していきたいところです。
「登録日本語教員」を目指す
まとめ
今回は、2024年(令和6年)に第1回が実施される、「日本語教員試験」についてお話してきました。
とは別の試験
国家資格「登録日本語教員」取得のために必要
国内の日本語学校等で日本語を教えたい場合、合格必須
注目される
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