日本語教師が国家資格化? これまでの日本語教師のなり方3つと国家資格取得について解説 

日本語教師が国家資格化? これまでの日本語教師のなり方3つと国家資格取得について解説 

フリーランスオンライン日本語教師のEmiです。

このページでは、「日本語教師になるにはどうすればいいのか?」
を分かりやすく解説したいと思います。

2024年4月に新制度も始まった日本語教師の資格。

ちょっと調べてみたけど、複雑であまり分からなかったという人も大丈夫です。

ポイントを整理して、できるだけ簡潔にお話していきますので、是非最後まで読んでみてください。

養成講座で資格取得!

目次

日本語教師になる3つの方法

まずは国家資格ではない、一般的な日本語教師資格を取得する場合にどんな方法があるか見ていきます。

日本語教師になるには、シンプルに3つの方法があります。

  1. 大学等の日本語教師養成課程を修了する
  2. 日本語教師養成研修(420単位時間以上)を修了する
  3. 日本語教育能力検定試験に合格する

早速、ひとつずつ解説していきます。

方法① 大学等の日本語教師養成課程を修了する

日本国内の大学等で、日本語教師養成課程を修了することが求められます。

必要な単位数 主専攻45単位以上
副専攻26単位以上
主な学部文学部 国際学部 教育学部 外国語学部 など
主なコース「日本語教師養成課程」「日本語教育プログラム」「日本語教員養成コース」
など

ほとんどが大学での履修となりますが、短期大学や大学院でも可能なところもあります。

方法② 日本語教師養成研修(420単位時間以上)を修了する

こちらは大学ではなく、日本語教師になるための講座です。専門学校で学ぶのに近いイメージです。

ここでいう研修の名称は、一般には、「420時間日本語教師養成講座」と言われます。

「420時間以上」というのは、文化庁によって定められた規定の時間です。

また、養成講座はどんな講座でも良いという訳ではなく、こちらも文化庁への届出が受理された養成講座でなければなりません。

注意が必要なのは、この方法の場合、4年制大学の卒業資格が条件となることです。

つまり、
「4年制大学の卒業資格+420時間日本語教師養成講座の修了」
を満たして初めて日本語教師の資格と認められるという訳です。

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方法③ 日本語教育能力検定試験に合格する

「資格」と聞いて最も分かりやすいのは、試験に「合格」することですね。

日本語教師の資格試験(民間の検定試験)には「日本語教育能力検定試験」というものがあります。

この試験に合格すると、日本語教師の資格が取得できます。

実施日 年1回、毎年10月 
出願時期7月頃 
受験資格 特に制限なし
試験の構成  マーク式 と 記述式
※聴解問題あり 
合格率公式発表なし
受験料\17,000(税込)令和5年度 

受験資格が特にないので、誰にでもチャンスがあります。

2024年の日程・申込情報

オンライン日本語教師に求められる資格は?

オンライン日本語教師は、レッスンを提供するプラットフォームに登録する際に「有資格者」であることが求められるケースが多くあります。

その場合、一般的にはこれまでお話した、

  1. 大学等の日本語教師養成課程を修了する
  2. 日本語教師養成研修(420単位時間以上)を修了する
  3. 日本語教育能力検定試験に合格する

のいずれかが資格として提示できるものとなってきます。

2024年4月以降今現在も、これらのものがオンライン日本語教師の登録資格として広く認められています。

2024年4月に大きく変わる? 国家資格化 

2024年4月から日本語教師の資格が「国家資格」になった、という話を聞いたという方もいると思います。

いろんな情報が飛び交って、混乱している方もいるかもしれません。

一番大事なことは、

「これまでの民間資格がそのまま国家資格に認定される、といった変更ではない。」

ということです。

つまり、現行の民間資格は国家資格と別物としての位置づけとなります。

では、国家資格化の話はどういうことなのでしょうか。

国家資格の名称は「登録日本語教員」

日本語教師の国家資格は、民間資格で言われる日本語教師とは区別して「登録日本語教員」という名称なりました。

この国家資格を持っていると、認定日本語教育機関1日本語を教えることができます。

  1. 文科省が認定した日本語教育機関。主に国内の日本語学校等が該当。 ↩︎

つまり、分かりやすく言い換えると、

国家資格(=登録日本語教員)は、日本にある日本語学校で教えるための資格

ということになります。このことは同時に、

日本にある日本語学校で教えない場合は、国家資格(=登録日本語教員)は不要

とも捉えることができます。

私のようにオンライン日本語教師として個人で教える場合は、今後も国家資格の取得は必要ないと言えます。

国家資格「登録日本語教員」を取得するには?

ここからは、国家資格取得に興味がある方向けのお話になります。(日本国内の日本語学校で日本語を教えたい人向けです。)

2024年4月に制度開始となった、国家資格「登録日本語教員」を取得する方法は、以下の通りです。

  • 日本語教員試験に合格する
  • 指定の教員養成機関で実践研修を修了する

以上、2点ともが求められます。

筆記試験については、「日本語教育に必要な知識・技能」を問う問題であり、基礎試験応用試験という2種類の試験になることが発表されています。

また、今後新たに指定される予定の「登録日本語教員養成機関」で研修を修了した場合、2種類の試験のうちの基礎試験の免除を受けることができます。

国家資格取得のための新試験「日本語教員試験」などについて、詳しく記事を書いていますので、是非そちらを参考にしてみてください。

国家資格取得についてまとめた記事

【日本語教師になる本2024】でも、国家資格「登録日本語教員」の制度について詳しく知ることができます!

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